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楚
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ずわえ
ふりがな文庫
“
楚
(
ずわえ
)” の例文
ぐつと臂を張つたやうに
斜
(
しや
)
に構へた太い本枝の骨組の勁さ。一気にさつと線を引いたやうに、ながく延び切つた
楚
(
ずわえ
)
の若々しい気随さ。
独楽園
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
トその垣根へ乗越して、今フト
差覗
(
さしのぞ
)
いた女の鼻筋の通った横顔を
斜違
(
はすっか
)
いに、月影に映す梅の
楚
(
ずわえ
)
のごとく、
大
(
おおい
)
なる船の
舳
(
へさき
)
がぬっと見える。
妖術
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そうして其処で、まどろんで居る中に、
悠々
(
うらうら
)
と長い春の日も、暮れてしまった。嬢子は、家路と思う
径
(
みち
)
を、あちこち歩いて見た。脚は
茨
(
いばら
)
の
棘
(
とげ
)
にさされ、
袖
(
そで
)
は、木の
楚
(
ずわえ
)
にひき裂かれた。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
楚
漢検準1級
部首:⽊
13画
“楚”を含む語句
清楚
楚々
楚辞
楚王
苦楚
楚原
楚人
楚人冠
翹楚
痛楚
四面楚歌
楚歌
漢楚軍談
楚囚
楚国
義楚六帖
荊楚
秦楚
楚水
楚満人
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