椎谷しひや)” の例文
かの橋柱はのち御領主ごりやうしゆ御蔵ごぞうとなりしとぞ。椎谷しひや同国どうこくなれども幾里をへだてたれば其真物しんぶつ不見みず、今に遺憾ゐかんとす。しばらく伝写でんしやを以てこゝにのせつ。
途中で路用がなくなつたので、椎谷しひやで知人から、お金を借りて来られたのださうです。私どもは、あとからそのお話をうかがつて、全く以南さんは変つたお方だと思ひました。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
かの橋柱はのち御領主ごりやうしゆ御蔵ごぞうとなりしとぞ。椎谷しひや同国どうこくなれども幾里をへだてたれば其真物しんぶつ不見みず、今に遺憾ゐかんとす。しばらく伝写でんしやを以てこゝにのせつ。
苅羽郡かりはこほり(越後)椎谷しひや漁人ぎよじん(椎谷は堀侯の御封内なり)ある日椎谷の海上にすなどりして一木の流れたゞよふを見て薪にせばやとてひろひ取て家にかへり、水をかわかさんとてひさしに立寄おきしを
苅羽郡かりはこほり(越後)椎谷しひや漁人ぎよじん(椎谷は堀侯の御封内なり)ある日椎谷の海上にすなどりして一木の流れたゞよふを見て薪にせばやとてひろひ取て家にかへり、水をかわかさんとてひさしに立寄おきしを
○さて此標準へうじゆんたる実事じつじをきゝしに、北海はいづれの所も冬にいたれば常に北風はげしくいそへ物をうちよする、椎谷しひやはたきものにとぼしき所ゆゑ貧民ひんみん拾ひ取りてたきゞとなす事常なり。
○さて此標準へうじゆんたる実事じつじをきゝしに、北海はいづれの所も冬にいたれば常に北風はげしくいそへ物をうちよする、椎谷しひやはたきものにとぼしき所ゆゑ貧民ひんみん拾ひ取りてたきゞとなす事常なり。