“植民地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しよくみんち50.0%
しょくみんち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その南朝鮮みなみちようせんには三韓さんかんといふちひさいくに分立ぶんりつしまして、そのうち辰韓しんかんといふのが、新羅しらぎくにになり、弁韓べんかん日本につぽん植民地しよくみんち任那みまなになり、また馬韓ばかんといふのが百濟くだらになつたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
なかにも日本につぽん植民地しよくみんちだつた任那みまなや、新羅しらぎ古墳こふんではことにさうでありまして、どうしても南朝鮮みなみちようせんにゐた人間にんげんは、日本につぽん九州邊きゆうしゆうへん人間にんげんと、民族みんぞくうへからてもたいしたかはりはないようにおもはれます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
いままどの右手にえぞ富士ふじが見える。火山だ。頭がひらたい。いた枕木まくらぎでこさえた小さな家がある。熊笹くまざさしげっている。植民地しょくみんちだ。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)