“しょくみんち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
植民地50.0%
殖民地50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いままどの右手にえぞ富士ふじが見える。火山だ。頭がひらたい。いた枕木まくらぎでこさえた小さな家がある。熊笹くまざさしげっている。植民地しょくみんちだ。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
しかしさすがに声はかけず、鋭い眼付めつきまたたき一ツせず車掌の姿に注目していた。車の硝子窓ガラスまどから、印度や南清なんしん殖民地しょくみんちで見るような質素な実利的な西洋館が街の両側に続いて見え出した。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)