“任那”の読み方と例文
読み方割合
みまな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本書紀では、崇神すじん天皇の御代の末、朝貢の使が穴門あなと(今の長門)に来つたが、天皇崩御後なので、垂仁すゐにん天皇が父天皇の御名を取つて、任那みまなの国号を賜うたとある。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
第二十一代の天皇雄略ゆうりゃくの時代には、吉備田狭きびのたさが反抗した。そのはじめに、天皇は、田狭を任那みまな国司として差しむけ、そのあいだに田狭の妻を手にいれて、自分の妻にした。
その南朝鮮みなみちようせんには三韓さんかんといふちひさいくに分立ぶんりつしまして、そのうち辰韓しんかんといふのが、新羅しらぎくにになり、弁韓べんかん日本につぽん植民地しよくみんち任那みまなになり、また馬韓ばかんといふのが百濟くだらになつたのであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)