“雄略”の読み方と例文
読み方割合
ゆうりゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔は鹿しかさるがずいぶん多くて狩猟の獲物を豊富に供給したらしいことは、たとえば古事記の雄略ゆうりゃく天皇のみ代からも伝わっている。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
第二十一代の天皇雄略ゆうりゃくの時代には、吉備田狭きびのたさが反抗した。そのはじめに、天皇は、田狭を任那みまな国司として差しむけ、そのあいだに田狭の妻を手にいれて、自分の妻にした。
雄略ゆうりゃく天皇紀の二十二年に、浦島子うらしまのこの記事が出ているのは一つの不審だが、ともかくもこれが最古の文献であって、ここには蓬莱山ほうらいさんという漢字を使い、その古訓はトコヨノクニであった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)