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棒鼻
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ぼうばな
ふりがな文庫
“
棒鼻
(
ぼうばな
)” の例文
棒鼻
(
ぼうばな
)
の向きが少し変って、前のは講武所の方へ向き、同時に駕籠の中から何か声高に言うのが聞えると、それに応じて後ろなる駕籠の中からも
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その、
大蒜
(
にんにく
)
屋敷の
雁股
(
かりまた
)
へ掛かります、この
街道
(
かいどう
)
、
棒鼻
(
ぼうばな
)
の
辻
(
つじ
)
に、
巌穴
(
いわあな
)
のような
窪地
(
くぼち
)
に引っ込んで、石松という猟師が、
小児
(
がき
)
だくさんで
籠
(
こ
)
もっております。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こう、叫んだかと思うと、道しるべの石から、
躍然
(
やくぜん
)
と立ってきた法月弦之丞が、あわてる列をかきわけて、すばやく、一八郎の駕の
棒鼻
(
ぼうばな
)
をドンと抑えてしまった。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかしこのころ二人の者は、見付の駅路の
棒鼻
(
ぼうばな
)
のあたりを、話しながら先へ進んでいた。
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
棒鼻
(
ぼうばな
)
あたりへ待伏せて鉄砲で
打
(
ぶ
)
ってしまうから
然
(
そ
)
う思いなせえ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
否やをいわせず、
棒鼻
(
ぼうばな
)
を突き返して大手をひろげた虚無僧と虚無僧。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
鼻
常用漢字
小3
部首:⿐
14画
“棒”で始まる語句
棒
棒杭
棒縞
棒立
棒切
棒手振
棒片
棒鱈
棒頭
棒組