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桐畑
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きりばたけ
ふりがな文庫
“
桐畑
(
きりばたけ
)” の例文
雑木山の
裾
(
すそ
)
や、柿の樹の傍や
厩
(
うまや
)
の横手や、藪の下や、
桐畑
(
きりばたけ
)
や片隅にぽつかり大きな
百合
(
ゆり
)
や
葵
(
あふひ
)
を咲かせた農家の庭の前などを通つて。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
藤吉郎は、
渋団扇
(
しぶうちわ
)
を取りよせて、体のまわりを大きく
煽
(
あお
)
いだ。もう秋風も立ち、
桐畑
(
きりばたけ
)
の桐の葉も
夥
(
おびただ
)
しく落ち出しているが、やぶ蚊はなかなか多いのだった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鼎造の崖邸は真佐子の生れる前の年、崖の上の
桐畑
(
きりばたけ
)
を
均
(
なら
)
して建てたのだからやっと十五六年にしかならない。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
赤坂の
桐畑
(
きりばたけ
)
のそばに小坂丹下という旗本がありました。千五百石の知行取りで、その先代はお目附を勤めたとか聞いています。一口に旗本と云っても、身分にはなか/\高下があります。
三浦老人昔話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
桐畑
(
きりばたけ
)
のわが新居へ来てみたのだ。すると、門を洗っている者があるし、荷物を
担
(
かつ
)
ぎ込んでいる者もある。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「新規に、お
厩
(
うまや
)
方へ変って来られた、木下藤吉郎様じゃ。あの、
桐畑
(
きりばたけ
)
の空屋敷へ、近いうちお移りになるそうな。——ちょっと、御案内して、お前方の
手空
(
てすき
)
の時、お掃除などしておいてお上げなさい」
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“桐畑”の解説
桐畑(きりばたけ)は、神奈川県横浜市神奈川区の町名。住居表示は未実施で、丁目は設けられていない。面積は0.061Km2area。
(出典:Wikipedia)
桐
漢検準1級
部首:⽊
10画
畑
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
“桐”で始まる語句
桐
桐油
桐壺
桐生
桐油紙
桐紋
桐一葉
桐野利秋
桐油合羽
桐柾