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染料
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せんりょう
ふりがな文庫
“
染料
(
せんりょう
)” の例文
草餅
(
くさもち
)
が出来た。
蓬
(
よもぎ
)
は昨日鶴子が夏やと
田圃
(
たんぼ
)
に往って
摘
(
つ
)
んだのである。東京の草餅は、
染料
(
せんりょう
)
を使うから、色は美しいが、
肝腎
(
かんじん
)
の香が
薄
(
うす
)
い。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
今それをアニリン
染料
(
せんりょう
)
の紫に
比
(
くら
)
ぶれば、
地色
(
じいろ
)
が
派手
(
はで
)
でないから、
玄人
(
くろうと
)
が見れば
凝
(
こ
)
っているが、
素人
(
しろうと
)
の前では損をするわけだ。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
野生
(
やせい
)
のものはそうザラにはないから、
染料
(
せんりょう
)
に使うためには、
是非
(
ぜひ
)
ともこれを作らねばならぬ必要があったのである。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
昔は紫の色はみな
紫根
(
しこん
)
で
染
(
そ
)
めた。これがすなわち、いわゆる
紫根染
(
しこんぞ
)
めである。今はアニリン
染料
(
せんりょう
)
に
圧倒
(
あっとう
)
せられて、
紫根染
(
しこんぞ
)
めを見ることはきわめてまれとなっている。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
“染料”の解説
染料(せんりょう) とは、水など特定の溶媒に溶解させて着色に用いる有色の物質。普通は水を溶媒として布や紙などを染色する。誘導体が溶媒に可溶であり、染着後に発色させた色素は不溶となる、いわゆる建染染料も含む。建染染料の内、インディゴやインダンスレン、ペリノンオレンジ、フラバンスロンイエローなどは顔料としての確固たる使用実績があり、顔料としての認知度も高い。特定の媒体に分散するという性質が着色の上で重要なものは顔料と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
染
常用漢字
小6
部首:⽊
9画
料
常用漢字
小4
部首:⽃
10画
“染”で始まる語句
染
染々
染色
染井
染込
染付
染衣
染附
染物
染渡