“圧倒”のいろいろな読み方と例文
旧字:壓倒
読み方割合
あっとう66.7%
おしたふ16.7%
けおさ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塾生たちは、しかし、研究会でのかれの雄弁ゆうべん圧倒あっとうされて以来、議論がめんどうになって来ると、とかくかれの意見を求めたがった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
米国の勃士敦ボストンにペン先きの製造業者がある。数多い同業者を圧倒おしたふして、店のペン先きをひろめようとするには、何でも広告を利用する外には良い方法は無かつた。
妙なもので、短く五分刈にして居る散髪頭がかへつて若い学者らしい威厳を加へたやうに見える。友達ながらに一段の難有ありがたみが出来た。丑松は何となく圧倒けおされるやうにも感じたのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)