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圧倒
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あっとう
ふりがな文庫
“
圧倒
(
あっとう
)” の例文
旧字:
壓倒
塾生たちは、しかし、研究会でのかれの
雄弁
(
ゆうべん
)
に
圧倒
(
あっとう
)
されて以来、議論がめんどうになって来ると、とかくかれの意見を求めたがった。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
ぼくは内田さんの
女
(
セックス
)
に
圧倒
(
あっとう
)
されて居たたまれない気持で、早々にノオトを渡し、
扉
(
とびら
)
を開けて出るのと
殆
(
ほとん
)
ど同時でした。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
昔は紫の色はみな
紫根
(
しこん
)
で
染
(
そ
)
めた。これがすなわち、いわゆる
紫根染
(
しこんぞ
)
めである。今はアニリン
染料
(
せんりょう
)
に
圧倒
(
あっとう
)
せられて、
紫根染
(
しこんぞ
)
めを見ることはきわめてまれとなっている。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
実は、室に入って孔子の
容
(
すがた
)
を見、その最初の一言を聞いた時、直ちに
雞豚
(
けいとん
)
の
場違
(
ばちが
)
いであることを感じ、
己
(
おのれ
)
と余りにも
懸絶
(
けんぜつ
)
した相手の大きさに
圧倒
(
あっとう
)
されていたのである。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
いつになくお
喋
(
しゃべ
)
りなぼくを
呆
(
あき
)
れてみつめ(
大坂
(
ダイハン
)
が、エヘ)とさも
軽蔑
(
けいべつ
)
したような表情をするのでしたが、その夜は、明らかに教養でみんなを
圧倒
(
あっとう
)
した
態
(
てい
)
なのも嬉しく、なおも図にのって
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
“圧倒”の意味
《名詞》
圧 倒(あっとう)
押し倒すこと。
相手を押し倒すほどの勢いや力で押さえ込むこと。他に大きな差をつけて優勢になること。
すぐれたところや力の強いところなどを見せて圧迫を感じさせること。ひるませること。
(出典:Wiktionary)
圧
常用漢字
小5
部首:⼟
5画
倒
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“圧倒”で始まる語句
圧倒的