“枕返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まくらがえ50.0%
まくらがへ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妖怪宅地の中に枕返まくらがえしの怪談がある。現今にても往々聞くことじゃ。余が越中巡回の折に、その怪事のある室に寝たこともあれば、自ら経験しておると申してよろしい。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
よくせき土地とち不漁しければ、佐渡さどから新潟にひがたへ……といたときは、枕返まくらがへし、と妖怪ばけものつたも同然どうぜん敷込しきこんだ布團ふとんつて、きたからみなみひつくりかへされたやうに吃驚びつくりした。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)