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板額
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はんがく
ふりがな文庫
“
板額
(
はんがく
)” の例文
ところが、やがて其の厳しい門を押し破って、
和田
(
わだ
)
合戦の
板額
(
はんがく
)
のように
闖入
(
ちんにゅう
)
した勇者があらわれた。その闖入者は
松居松葉
(
まついしょうよう
)
君であった。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ここは白河道へ通じる松原の一角で、市民は、
又学舎
(
ゆうがくしゃ
)
とよび慣れているが、庭園の柴門には
翠竹院
(
すいちくいん
)
の
板額
(
はんがく
)
が見えるし、講堂には、
啓廸堂
(
けいてきどう
)
の額がある。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それからBのほうは、……巡査とボーイの、この二人の目撃者の陳述を基礎にすれば、そんな
板額
(
はんがく
)
は、その夜、深川にも〈那覇〉にも現れていません。
金狼
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
板額
(
はんがく
)
は門破り、荒木又右衛門は関所を破る、常磐御前とここの城主はわが子のために、大事な操と
陰嚢
(
ふんぐり
)
破ると、
大津絵
(
おおつえ
)
どころか痛い目をしてわれとわが手で両丸くり抜いた。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
抱かれてやろうといって下すった、あなたのためなら。……飛んだ門破りの
板額
(
はんがく
)
ですね。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
百樹
(
もゝき
)
曰
(
いはく
)
、
余
(
よ
)
越後にいたらば
板額
(
はんがく
)
あるひは
酒顛童子
(
しゆてんどうし
)
の
旧跡
(
きうせき
)
をもたづね、
新潟
(
にひがた
)
をも一覧なし、名の聞えたる神仏をもをがみたてまつり、
寺泊
(
てらどまり
)
にのこる
順徳帝
(
じゆんとくてい
)
の
鳳跡
(
おんあと
)
、
義経
(
よしつね
)
、
夢囱国師
(
むそうこくし
)
、
法然
(
はうねん
)
上人
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
数寄屋門に、四方庵の
板額
(
はんがく
)
が仰がれ、門を入ると、奥まった植込から路地の
苔
(
こけ
)
が
寂
(
じゃく
)
として、落葉の音しかしなかった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「北国一だ。山代の
巴
(
ともえ
)
板額
(
はんがく
)
だよ。四斗八升の米俵、両手で二俵提げるだよ。」
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
百樹
(
もゝき
)
曰
(
いはく
)
、
余
(
よ
)
越後にいたらば
板額
(
はんがく
)
あるひは
酒顛童子
(
しゆてんどうし
)
の
旧跡
(
きうせき
)
をもたづね、
新潟
(
にひがた
)
をも一覧なし、名の聞えたる神仏をもをがみたてまつり、
寺泊
(
てらどまり
)
にのこる
順徳帝
(
じゆんとくてい
)
の
鳳跡
(
おんあと
)
、
義経
(
よしつね
)
、
夢囱国師
(
むそうこくし
)
、
法然
(
はうねん
)
上人
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
このときの中幕には団十郎が
板額
(
はんがく
)
の門破りを演じた。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
額
常用漢字
小5
部首:⾴
18画
“板額”で始まる語句
板額女