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本拠
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ほんきょ
ふりがな文庫
“
本拠
(
ほんきょ
)” の例文
土民たちが、附近の物陰へ隠れ込まないうちに、武蔵は、土塀をこえて、ただ一人、土匪の
本拠
(
ほんきょ
)
としている農家の中へはいって行った。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
明智はそこで文代さんの
行方
(
ゆくえ
)
について、「人間豹」の
本拠
(
ほんきょ
)
について、それを攻撃する手段について、手短かに打ち合わせをすませると、公衆電話を飛び出し、大通りに
駈
(
か
)
けつけて
人間豹
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そして
途々
(
みちみち
)
、民家へ放火しながら、徳川勢の追撃を防ぎ防ぎ、その日のうちに、秀吉の
本拠
(
ほんきょ
)
——
楽田
(
がくでん
)
の基地へ帰ってしまった。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
別所一族が七千余人を以て守る三木城の
本拠
(
ほんきょ
)
そのものは、いわゆる
天嶮
(
てんけん
)
を占めているし、一族郎党の血にむすばれている強兵だし、加うるに
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼方此方
(
あちこち
)
に、各〻、
枚
(
ばい
)
をふくんで
潜伏
(
せんぷく
)
している同志たちは、この一日、曾てない緊張を示して、石町の
本拠
(
ほんきょ
)
から
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
かれは、その
本拠
(
ほんきょ
)
、
楽田
(
がくでん
)
にあって、池田父子が発向したあと、つまり九日の朝——
細川忠興
(
ほそかわただおき
)
をよんで
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
丹羽長秀の
本拠
(
ほんきょ
)
、
佐和山
(
さわやま
)
を攻めさせてこれを収め、秀吉の城長浜も同時に
陥
(
おとしい
)
れた。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“本拠”の意味
《名詞》
本拠(ほんきょ)
物事のもととなる拠り所。根拠。
(出典:Wiktionary)
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
拠
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“本”で始まる語句
本
本所
本郷
本当
本意
本望
本性
本當
本文
本町