“佐和山”の読み方と例文
読み方割合
さわやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたたび姉川の戦場を一巡し、横山城に詰めている木下藤吉郎に会い、各所の押えとして残っている味方の部隊に令を飛ばし、佐和山さわやまの城を攻囲した。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今度が二度目の近江路おうみじの景色に見入りながら、去年の九月雪子と上京した時に、瀬田の長橋や、三上山や、安土あづち佐和山さわやまの城跡などを教えて貰ったことを思い出していたが
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
この勝家かついえが冬ごもりのまを、おにのいぬまと思うて、猿面さるめん秀吉ひでよしがすき勝手なふるまい。この書状しょじょうのようすでは、佐和山さわやまをおとしいれ、長浜の城まで手をだしてまいったらしい。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)