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かきおろ
ふりがな文庫
“
書卸
(
かきおろ
)” の例文
とりわけ脚本が
書卸
(
かきおろ
)
し
物
(
もの
)
の場合になると、
予
(
あらかじ
)
め役どころの見当がつかないだけに、
俳優
(
やくしや
)
は物言ひばかり多くて、なかなか役を
引請
(
ひきう
)
けようと言はない。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
二番目は菊五郎の「
紙治
(
かみじ
)
」これは
丸本
(
まるほん
)
の「紙治」を舞台に演ずるやう
河竹新七
(
かわたけしんしち
)
のその時
新
(
あらた
)
に
書卸
(
かきおろ
)
せしものにて
一幕目
(
ひとまくめ
)
小春
(
こはる
)
髪
(
かみ
)
すきの
場
(
ば
)
にて
伊十郎
(
いじゅうろう
)
一中節
(
いっちゅうぶし
)
の小春を
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
今なら舞台監督兼作者となったのが水蔭で、一番目の『
積
(
つも
)
る
怨切子燈籠
(
うらみきりこどうろう
)
』という半世話物の
仇討劇
(
あだうちげき
)
も二番目の何とか太平記といった
大塔宮
(
だいとうのみや
)
の
吉野落
(
よしのおち
)
を材とした一幕物も皆水蔭の
書卸
(
かきおろ
)
しであった。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
卸
常用漢字
中学
部首:⼙
9画
“書”で始まる語句
書
書物
書肆
書籍
書翰
書付
書生
書棚
書割
書斎