“丸本”の読み方と例文
読み方割合
まるほん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも「女郎花由縁助刀(おみなえしゆかりのすけだち)」という丸本(まるほん)にはなっているが、芝居や講談の方には採用されず、したがってあまりに知られていないらしい。
かたき討雑感 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二番目は菊五郎の「紙治(かみじ)」これは丸本(まるほん)の「紙治」を舞台に演ずるやう河竹新七(かわたけしんしち)のその時新(あらた)に書卸(かきおろ)せしものにて一幕目(ひとまくめ)小春(こはる)髪(かみ)すきの場(ば)にて伊十郎(いじゅうろう)一中節(いっちゅうぶし)の小春を
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
普通「丸本(まるほん)」と呼ばれる版本に対し、特にこれらのものは「切本(きりほん)」と呼ばれる。前者は完本である故細字であるが、後者はある場をのみ選んであるため大字である。だが共に合せて一書体を代表する。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)