“書判”の読み方と例文
読み方割合
かきはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうじゃ。十郎次、よくみい! そちを坊主にさせた仔細これで相解ろう。早う名の下に書判かきはんせい」
奥には和泉屋市兵衛殿としるし、松浦弥左衛門という我が名を大きく書いて、書判かきはんも据えてあった。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
七月九日ひととほり申し立てたる後、九月五日、十月五日両度の呼び出しもさしたる鞠問もなくして、十月十六日に至り、口書読み聞かせありて、ただちに書判かきはんせよとのことなり。
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)