揺れない大きな船の乗組員は、小さな船の船員よりも暈うとの事だ。つまりたまにより大揺れに逢わないからである。サロンの桃の花しだいにこぼれていく。
皇后は舟に暈われたのか、身うごきもなさらない。伏徳が背に負いまいらせてとぼとぼ歩きだした。
「イヤ、すこし、船に暈ったとみえる……。とにかく、住吉へでも行って、よい宿を見つけよう」
“暈”の意味
《名詞》
(かさ)月や太陽の周りにできる淡い光の輪。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“暈”の解説
暈(かさ、en: halo ˈheɪloʊ、de: Halo ˈhaːlo)とは、太陽や月に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる大気光学現象のことである。ハロー現象とも呼ばれる。太陽の周りに現れたものは日暈(ひがさ、にちうん)、月の周りに現れたものは月暈(つきがさ、げつうん)という。虹のようにも見えることから白虹(はっこう、しろにじ)ともいう。
(出典:Wikipedia)
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