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時間
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ひま
ふりがな文庫
“
時間
(
ひま
)” の例文
ゲエテだつたか、「今日は
時間
(
ひま
)
が無いから、仕方なく長い手紙を
認
(
したゝ
)
める」と言つたが、これは演説にもまたよく当てはまる。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
三時少し過ぎなれば、
終
(
しまい
)
汽車にはまだ
時間
(
ひま
)
あり。
一度
(
ひとたび
)
病院へ取って返して、病人本間の様子を見舞い、身支度して出直さんと本郷に帰りけるに、早警官等は引取りつ。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
僕なんかも、金と
時間
(
ひま
)
さへあつたら、早速何處かへ行くね。成るべく人のゐない處へ行くね。だが、自然といふものには、批評が無いと同時に餘り無關心過ぎるところが有る。
我等の一団と彼
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
上役の者までが、意外そうな——少くもただ安心したというだけではない——表情を浮べて、「偉い
時間
(
ひま
)
潰しをやったなあ」と云いながら、帳簿を伏せるのを見た浩は、思わず愕然とした。
日は輝けり
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
人間は誰しも女を
可愛
(
かあい
)
がるとか髯を剃るとかの
時間
(
ひま
)
がなければならぬもので、そしてそんな
時間
(
ひま
)
が無い程なら人生はまあ
何
(
ど
)
うでも
可
(
い
)
い位のものだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
ある日小山内氏が原稿書きにも飽いて、ペリカンのやうにあんぐり
欠伸
(
あくび
)
をして
時間
(
ひま
)
を潰してゐた事があつた。すると誰か知ら玄関に訪ねて来た者があつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
交通機関の電車にしてからが、(その頃京都にはまだ市の電車といふものは無かつた)横目で見て通ればよいので、あれに乗つては
時間
(
ひま
)
が潰れて仕方が無いと言つてゐた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
碁
(
ご
)
将棊のやうに相手が要つたり、
時間
(
ひま
)
がかゝつたりするものでは
迚
(
とて
)
もいけない。この意味からナポレオンは
閑
(
ひま
)
があると、小娘のやうに絹糸を取り出して、指に
絡
(
から
)
んで
綾取
(
あやとり
)
をしたものだ。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“時間”の解説
時間(じかん、en: time)とは、出来事や変化を認識するための基礎的な概念である。芸術、哲学、自然科学、心理学などで重要なテーマとして扱われることもあり、分野ごとに定義が異なる。
(出典:Wikipedia)
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“時間”で始まる語句
時間厳守
時間半
時間外
時間中
時間位
時間割
時間表
時間計
時間軸
時間の鏡