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春日町
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かすがちょう
ふりがな文庫
“
春日町
(
かすがちょう
)” の例文
春日町
(
かすがちょう
)
でまた吹雪の中に取り残された。長い砲兵工廠の塀の一角にそふておよそ二十分も立つてゐる間には、体のしんそこから冷えてしまつた。
乞食の名誉
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
「
春日町
(
かすがちょう
)
」という綴方を投書したところが、こんどは投書欄では無しに、雑誌の一ばんはじめのペエジに、大きな活字で掲載せられて居りました。
千代女
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
誠に正直
一途
(
いちず
)
の人で、或る日、本郷
春日町
(
かすがちょう
)
停留場の近所で金を拾い直ぐさま派出所へ届け、落とし主も解りその内より
何分
(
いくら
)
か礼金を出した所、本人は何といっても請け取らないので
幕末維新懐古談:77 西町時代の弟子のこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
十時
比
(
ごろ
)
帰って来て、
飯田橋
(
いいだばし
)
で一度電車を乗り換え、二度目に水道橋で大塚行の電車へ乗って、後の上り口の処へ立っていると、
春日町
(
かすがちょう
)
の方から来た電車と
壱岐坂
(
いきざか
)
下の手前で擦れ違った。
妖影
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
松島の
従兄
(
いとこ
)
に
嫁
(
とつ
)
いだとき、容色もよくなかったところから、相当の分け前を父からもらい、
良人
(
おっと
)
が死んでから、株券や家作や何かのその遺産と合流し、一人娘と
春日町
(
かすがちょう
)
あたりに、花を生けたり
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
▼ もっと見る
それから四、五日経ったある日の夕方、私は、市内に用たしに出かけたが帰りがけ、
春日町
(
かすがちょう
)
の電車乗換場で雨に降られた。そこで私は、その近所に下宿していた瀬川の宿へと久し振りに飛び込んだ。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
その中を笹村は
春日町
(
かすがちょう
)
の方へ降りて行った。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
春
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“春日”で始まる語句
春日
春日山
春日野
春日燈籠
春日局
春日野峠
春日和
春日明神
春日龍神
春日井