日本ヤマト)” の例文
日本ヤマトの為政者や、記録家の知らぬ間に、幾度か、七島の海中トナカの波を凌いで来た、下級宗教家の業蹟が、茲に見えるのである。
組踊り以前 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
タノむ所の深い此あて人は、庭の風景の、目立つた個處々々を指摘しながら、其據る所を、日本ヤマト漢土モロコシに渉つて説明した。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
タノむ所の深い此あて人は、庭の風景の、目立つた個處々々を指摘しながら、其據る所を、日本ヤマト漢土モロコシに渉つて説明した。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
タノむ所の深い此あて人は、庭の風景の、目立つた個処々々を指摘しながら、其拠ソノヨる所を、日本ヤマト漢土モロコシワタつて説明した。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
私は日本ヤマトが、一部落の名から起つて、一国の名となり、更に、宮廷の時代々々に於ける、版図の総名にまで、延長せられて行つた理由を明らかにした。
高御座 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
人形の舞台を神聖な神事の場と見るのである——の中で、人形を舞はしながら、京太郎チヤンダラと言ふ日本ヤマト人に関した物語を謡うて、島中を廻つたものである。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
主として京太郎チヨンダラと言ふ日本ヤマトの若衆をば、主人公にしたものである。沖縄では、此京太郎と言ふ人形と、其を舞はす人とを一つにして、考へてゐる形跡が、明らかである。
其が、内国には大八洲といひ、外蕃には日本天皇としるすやうになつたのには理由があらう。大八洲の詞が、内国的であるやうに、日本ヤマトの詞は、対外的に感ぜられ出したからである。
高御座 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
日本ヤマトの國の人とは思はれぬ。だが、自分のまだ知らぬこの國の男子ヲノコヾたちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。金色コンジキの鬣、金色の髮の豐かに垂れかゝる片肌は、白々といで美しい肩。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
日本ヤマトの國の人とは思はれぬ。だが、自分のまだ知らぬこの國の男子ヲノコヾたちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。金色コンジキの鬢、金色の髮の豐かに垂れかゝる片肌は、白々といで美しい肩。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
日本ヤマトの国の人とは思はれぬ。だが、自分のまだ知らぬこの国の男子ヲノコゴたちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。金色コンジキの鬢、金色の髪の豊かに垂れかゝる片肌は、白々といで美しい肩。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
韓国のに立ちて、大葉子は領巾ヒレ振らすも。日本ヤマトへ向きて——欽明紀
「八島」語りの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)