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日光
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ひのめ
ふりがな文庫
“
日光
(
ひのめ
)” の例文
先刻
(
さっき
)
から覚めてはいるけれど、尚お眼を
瞑
(
ねむ
)
ったままで
臥
(
ね
)
ているのは、閉じた
眶越
(
まぶたごし
)
にも
日光
(
ひのめ
)
が
見透
(
みすか
)
されて、
開
(
あ
)
けば必ず眼を射られるを
厭
(
いと
)
うからであるが、しかし考えてみれば
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
で、彼等は
平生
(
へいぜい
)
日光
(
ひのめ
)
を見ない穴の中に隠れ棲んでいて、暗い夜になると
窃
(
ひそ
)
かに出て歩く。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
謂はゞ
精神的
(
せいしんてき
)
監禁
(
かんきん
)
を
喰
(
く
)
ツたやうなもので、
日光
(
ひのめ
)
を
仰
(
あふ
)
ぐことさへ出來なくなツて了ふ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
逃げられるだけ逃げて、ここまで来て、とうとうシキの中へ
潜
(
もぐ
)
り込んだ。それから六年というもの、ついに
日光
(
ひのめ
)
を見た事がない。毎日毎日坑の中でかんかん
敲
(
たた
)
いているばかりだ。丸六年敲いた。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
懐中時計を
取出
(
とりだ
)
して
視
(
み
)
ると、
先刻
(
さっき
)
からの騒ぎで
何時
(
いつ
)
何
(
ど
)
うしたか知らぬが、
硝子
(
がらす
)
の蓋は
毀
(
こわ
)
れて針は折れていた。
日光
(
ひのめ
)
の
視
(
み
)
えぬ穴の底では、今が昼か夜か、それすらも殆ど見当が付かぬ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“日光”で始まる語句
日光黄菅
日光室
日光浴室
日光浴
日光山
日光掩蔽
日光膳
日光山志
日光下駄
日光地方