“ひのめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
日光100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
逃げられるだけ逃げて、ここまで来て、とうとうシキの中へもぐり込んだ。それから六年というもの、ついに日光ひのめを見た事がない。毎日毎日坑の中でかんかんたたいているばかりだ。丸六年敲いた。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
懐中時計を取出とりだしてると、先刻さっきからの騒ぎで何時いつうしたか知らぬが、硝子がらすの蓋はこわれて針は折れていた。日光ひのめえぬ穴の底では、今が昼か夜か、それすらも殆ど見当が付かぬ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)