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既成
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きせい
ふりがな文庫
“
既成
(
きせい
)” の例文
しかもけっして
既成
(
きせい
)
の
疲
(
つか
)
れた
宗教
(
しゅうきょう
)
や、
道徳
(
どうとく
)
の
残滓
(
ざんし
)
を、色あせた
仮面
(
かめん
)
によって
純真
(
じゅんしん
)
な
心意
(
しんい
)
の
所有者
(
しょゆうしゃ
)
たちに
欺
(
あざむ
)
き
与
(
あた
)
えんとするものではない。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
殊
(
こと
)
に、
既成
(
きせい
)
政治家の張り
廻
(
めぐ
)
らした
奸悪
(
かんあく
)
な組織や習慣を一つ一つ
破砕
(
はさい
)
して行くことは、子路に、今まで知らなかった一種の
生甲斐
(
いきがい
)
を感じさせる。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
それから一般的に新しい色彩が行き
亙
(
わた
)
っているため、本質的な思想家や芸術家は
既成
(
きせい
)
の人を除いてはぼかされ
易
(
やす
)
い
様
(
よう
)
です。
新時代女性問答
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
或人は某地に其人が日に焦けきつたたゞの農夫となつてゐるのを見たといふことであつた。大器不成なのか、大器
既成
(
きせい
)
なのか、そんな事は先生の問題では無くなつたのであらう。
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
既成
(
きせい
)
科学に対し、すっかり
囚人
(
しゅうじん
)
になっているのがいけないのかもしれない
のろのろ砲弾の驚異:――金博士シリーズ・1――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
或
(
ある
)
人は某地にその人が日に
焦
(
や
)
けきったただの農夫となっているのを見たということであった。大噐
不成
(
ふせい
)
なのか、大噐
既成
(
きせい
)
なのか、そんな事は先生の問題ではなくなったのであろう。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“既成”の意味
《名詞》
既 成(きせい)
既に出来上がっていること。
(出典:Wiktionary)
既
常用漢字
中学
部首:⽆
10画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“既成”で始まる語句
既成概念