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斑牛
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まだらうし
ふりがな文庫
“
斑牛
(
まだらうし
)” の例文
優しい眼をした黄と白の
斑牛
(
まだらうし
)
が寝そべっていて、可愛い
仔牛
(
こうし
)
がいたが、生きた牛の
添
(
そば
)
にいった事はないし、臆病な私は
怖
(
こわ
)
かった。
旧聞日本橋:12 チンコッきり
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
女らの露店には鈴をつけた
山羊
(
やぎ
)
も時々寄って来、白い牛、
斑牛
(
まだらうし
)
、黒牛なども寄って来るが、女らはそういう獣にはかまわずに、店を片付けて帰るのであった。
リギ山上の一夜
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
日のあたる原のかたへに欅立ち、欅の傍に
斑牛
(
まだらうし
)
ひとり居りけり。安らかに繋がれてけり。山峡の湯どころの秋。
出
(
で
)
て見れば、下の小橋を杖つきて渡る子もあり。
観想の時:――長歌体詩篇二十一――
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
日に輝き、揺れ、絶えず小さいさやぐ音をたてている。それは何かしら僕の心を吸いこんでしまうやつだ。それに白と黒の
斑牛
(
まだらうし
)
、こいつはどうしていつまでもこう動かずにいるんだろう。
石ころ路
(新字新仮名)
/
田畑修一郎
(著)
「かりに
斑牛
(
まだらうし
)
の子であっても、天地山川の神々はお嫌いはされぬかの。」
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
丘の上に 濕けたからだを
干
(
ほ
)
してゐる
斑牛
(
まだらうし
)
閒花集
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
日のあたる原のかたへに欅立ち、欅の
傍
(
そば
)
に
斑牛
(
まだらうし
)
ひとり居りけり。安らかに繋がれてけり。山峡の湯どころの秋、出て見れば下の小橋を、杖つきて渡る子もあり。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
斑
常用漢字
中学
部首:⽂
12画
牛
常用漢字
小2
部首:⽜
4画
“斑”で始まる語句
斑
斑点
斑々
斑紋
斑鳩
斑猫
斑雪
斑點
斑犬
斑入