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撲
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くら
ふりがな文庫
“
撲
(
くら
)” の例文
八蔵、やい八蔵、どうしたどうした、え、八蔵ッ、と力任せに二つ三つ
掴拳
(
にぎりこぶし
)
を
撲
(
くら
)
わせたるが、死活の法にや
協
(
かな
)
いけん。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
軒下あるいは塀の蔭よりばらばらと
飛出
(
とびいだ
)
して、お使番を
引僵
(
ひきたお
)
し、蹴って踏んで
撲
(
くら
)
わして、「
此奴等
(
こいつら
)
、人を乞食にしやあがる。へん、よしてもくりや、余計なお世話だ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いきなり、がんと
撲
(
くら
)
わされたから、おじさんの小僧、目をまるくして
胆
(
きも
)
を
潰
(
つぶ
)
した。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
可憐
(
あわれむべし
)
お手飼の狆は、一棒を
撲
(
くら
)
ってころりと往生し、
四足
(
しそく
)
を縮めて横たわりぬ。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一つ
横頬
(
よこぞっぽ
)
を
撲
(
くら
)
わしたはいいが、御先祖、お
両親
(
ふたおや
)
の
位牌
(
いはい
)
にも、くらわされてしかるべきは自分の方で、仏壇のあるわが家には居たたまらないために、その場から
門
(
かど
)
を駈け出したは出たとして
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
背中を、どしんと
撲
(
くら
)
わせた。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
撲
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
“撲”を含む語句
相撲
打撲
撲殺
打撲傷
撲倒
横撲
女相撲
相撲取
撲滅
草相撲
相撲取草
引撲
素人相撲
一人相撲
張撲
撲滅論
撲飛
撲地
相撲膏
小相撲
...