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撥
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はぐ
ふりがな文庫
“
撥
(
はぐ
)” の例文
安達君は電気ストーブの側に陣取って、先週見た雑誌の頁を
撥
(
はぐ
)
り始めた。間もなく戸が開いたから振り返ったら、
弼
(
たすく
)
君がニコ/\笑いながら入って来た。
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
と山下さんは電話帳を
撥
(
はぐ
)
った。無論仕ようことなしの気休めだった。煙草をふかして溜息をつく丈けでは家長としての分別がなさ過ぎる。夫人は勧められるまゝに電話にかゝった。
嫁取婿取
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
と社長はページをパラ/\
撥
(
はぐ
)
った。何うやら不足らしい面持と見受けた。
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
と猪股先生は
机辺
(
きへん
)
の棚から書類の綴りを取り出して、
撥
(
はぐ
)
りながら
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
撥
(
はぐ
)
ったら直ぐにマのところが開いた。
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
と委員長は又
撥
(
はぐ
)
って見て
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
それを頻りに
撥
(
はぐ
)
った後
負けない男
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
と僕は原稿を
撥
(
はぐ
)
って
勝ち運負け運
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“撥”の解説
撥(ばち)とは、弦楽器の弦をはじく(引っ掛けて離す、または打つ)ために用いる棒状の道具である。
桴・枹(ばち、Percussion mallet)は、楽器という点では共通だが、打楽器を叩く棒である。枹と桴は音(フ)も意味も同じ漢字だが、撥は音(バチ)も意味も異なる別の漢字であり、区別される。
(出典:Wikipedia)
撥
漢検1級
部首:⼿
15画
“撥”を含む語句
撥条
撥返
反撥力
撥飛
撥條
撥退
撥橋
弾撥
反撥
撥音
撥無
反撥心
撥釣瓶
挑撥
反撥的
撥付
一撥
撥屋
撥袋
撥鬢奴
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