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摺臼
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すりうす
ふりがな文庫
“
摺臼
(
すりうす
)” の例文
みんなはいつの間にかそれを
摺臼
(
すりうす
)
にかけていました。大きな唐箕がもう
据
(
す
)
えつけられてフウフウフウと廻っていました。
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
石油発動機が庭の真ん中で凄い響きを立てて唸り、
稲扱
(
いねこぎ
)
万牙も
唐箕
(
とうみ
)
も
摺臼
(
すりうす
)
も眼がまわるような早さで回転していた。
濁酒を恋う
(新字新仮名)
/
佐藤垢石
(著)
とにかくに
摺臼
(
すりうす
)
や
唐箕
(
とうみ
)
が採用せられて、
玄米
(
げんまい
)
の俵が商品となるまでの間は、稲作作業の終局と考えられたのは、
稲扱
(
いねこ
)
きという仕事が済んだことであった。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
何かの折に年寄りなどがふと言い出しはしないか。これからもどうか気をつけていてもらいたい。御承知の通り
摺臼
(
すりうす
)
が一般農村に普及したのはそう古いことではない。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
米の
籾摺
(
もみす
)
りにも一旦は横杵の使用があって、多くの城下町では
粡町
(
あらまち
)
と称して、一区画をその作業の地に
宛
(
あ
)
てていたが、程なく各農家が
摺臼
(
すりうす
)
を使用することになって、
玄米納租
(
げんまいのうそ
)
が行われ
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
摺臼
(
すりうす
)
というものが入ってくる前には、玄米を得るのは
木臼
(
きうす
)
と
手杵
(
てぎね
)
との労働であった。上代の
舂米部
(
つきよねべ
)
の任務は今日の
舂米屋
(
つきごめや
)
のそれとは異なり、主として籾を玄米にすることを目的とした。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
臼
常用漢字
中学
部首:⾅
6画
“摺”で始まる語句
摺
摺鉢
摺寄
摺違
摺物
摺足
摺剥
摺付
摺硝子
摺抜