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『濁酒を恋う』
ふりがな文庫
『
濁酒を恋う
(
どぶろくをこう
)
』
遠からず酒の小売値段は、いままでの倍額となるらしい。つまり、一升三円であったものが六円ということになるのだろう。 だから、晩酌を二合ずつやった者は、一合にへらさなければ勘定が合わなくなる。私など、それで辛抱するよりほかに致し方がないと観念し …
著者
佐藤垢石
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約11分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
稲扱
(
いねこぎ
)
剥
(
む
)
榾火
(
ほたび
)
餉台
(
ちゃぶだい
)
醪
(
にごりざけ
)
茣蓙
(
ござ
)
胡座
(
あぐら
)
納戸
(
なんど
)
炉傍
(
ろばた
)
濁酒
(
どぶろく
)
框
(
かまち
)
杓子
(
しゃくし
)
摺臼
(
すりうす
)
揉
(
も
)
就牘
(
しゅうとく
)
孕
(
はら
)
唐箕
(
とうみ
)