がえ)” の例文
そうするうちにポックリと、てんにもにもかけがえのない、一粒種ひとつぶだね愛児あいじ先立さきだたれ、そのままわたくしはフラフラとがふれたようになって、なん前後ぜんごかんがえもなく、懐剣かいけんのどいて
『それなら、六分がえで、藩札の引替ひきかえを始めても苦しゅうはござるまい』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)