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掾
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じょう
ふりがな文庫
“
掾
(
じょう
)” の例文
何とも俺のようなむつかしい男にも妻に来る女があるだろうかと問うと、そこは
破
(
わ
)
れ鍋にとじ
蓋
(
ぶた
)
、ありそうなものと、三語の
掾
(
じょう
)
にも比すべき短答。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
大工の木曾ノ
掾
(
じょう
)
、
蒔絵
(
まきえ
)
の遠江ノ介、
塗師
(
ぬし
)
の源五郎。いや居るわ居るわ……
鼓打
(
つづみう
)
ちの桐作やら
仮面
(
めん
)
打ちの
道白
(
どうはく
)
までが……。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
田口益人
(
たぐちのますひと
)
が和銅元年
上野国司
(
かみつけぬのくにのつかさ
)
となって
赴任
(
ふにん
)
の途上
駿河
(
するが
)
国
浄見
(
きよみ
)
埼を通って来た時の歌である。国司は
守
(
かみ
)
・
介
(
すけ
)
・
掾
(
じょう
)
・
目
(
さかん
)
ともに通じていうが、ここは国守である。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
国司
(
こくし
)
でも、
郡司
(
ぐんじ
)
でも、おれのまねは、よも出来まい。——その下の、
守
(
かみ
)
でも、
介
(
すけ
)
でも、
掾
(
じょう
)
でも、
目
(
さかん
)
でも、みんなおれにお世辞をいってくるではないか
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この地方における彼の官職は、押領使兼
下野
(
しもつけ
)
ノ
掾
(
じょう
)
である。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
武生
(
たふ
)
ノ
掾
(
じょう
)
の
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“掾”の解説
掾(じょう)とは、日本の律令制下の四等官制において、国司の第三等官(中央政府における「判官」に相当する)を指す。
中世以後、職人・芸人に宮中・宮家から名誉称号として授けられるようになり、江戸時代中期以後はとくに浄瑠璃太夫の称号となった。
(出典:Wikipedia)
掾
漢検1級
部首:⼿
12画
“掾”を含む語句
摂津大掾
大掾
常陸大掾
権掾
陸奥掾正氏
下野掾
近江掾
近江大掾
豊竹山城少掾
豊後大掾
西曹掾
能島大掾
武蔵大掾
東曹掾
日向掾
文学掾
播磨掾
播磨大掾
掾史閔貢
掾公悌
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