“常陸大掾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひたちだいじよう50.0%
ひたちのだいじよう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の宮の御子に無位の高見王がおはす。高見王の御子高望王たかもちわうが平の姓を賜はつたので、従五位下、常陸大掾ひたちだいじよう上総介かづさのすけ等に任ぜられたと平氏系図に見えてゐる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
将門の事とはおのづから別途に属するので、将門の方は私闘——即ち常陸大掾ひたちだいじよう国香やさきの常陸大掾源護みなもとのまもる一族と闘つたことから引つゞいて、つひに天慶二年に至つて始めて私闘から乱賊に変じたのである。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
今は父の後を襲ふた常陸大掾ひたちのだいじよう貞盛、良兼の子の公雅、公連、それから秦清文はたきよぶみ、此等が皆職を帯びて、武蔵、安房あは、上総、下総、常陸、下野諸国の武士を駆催かりもよほして将門を取つて押へようとする。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)