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掛地
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かけじ
ふりがな文庫
“
掛地
(
かけじ
)” の例文
門徒へ
宗旨替
(
しゅうしがえ
)
をして、
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
のお
掛地
(
かけじ
)
を川へ流すやら、七面様の
御影
(
みえい
)
を釜の下へ入れて焼くやら、大騒ぎをした事があるそうである。
ひょっとこ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その内に、床の間へ目が着きますとね、
掛地
(
かけじ
)
がない。掛地なしで、柱の
掛花活
(
かけはないけ
)
に、
燈火
(
あかり
)
には黒く見えた、
鬼薊
(
おにあざみ
)
が投込んである。
怪
(
け
)
しからん好みでしょう、……がそれはまだ
可
(
い
)
い。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その外家元門弟中より紅白
縮緬
(
ちりめん
)
の天幕、
杵勝名取
(
きねかつなとり
)
男女中より
縹色絹
(
はないろぎぬ
)
の後幕、勝久門下名取女
中
(
じゅう
)
より
中形
(
ちゅうがた
)
縮緬の
大額
(
おおがく
)
、
親密連
(
しんみつれん
)
女名取より
茶緞子
(
ちゃどんす
)
丸帯の
掛地
(
かけじ
)
、
木場贔屓
(
きばひいき
)
中より白縮緬の水引が贈られた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“掛”で始まる語句
掛
掛合
掛念
掛金
掛物
掛声
掛茶屋
掛行燈
掛蒲団
掛川