タナソコ)” の例文
中臣・藤原の遠祖が、天二上アメノフタカミに求めた天八井アメノヤヰの水を集めて、峰を流れ降り、岩にあたつて漲りタギつ川なのであらう。瀬音のする方に向いて、姫は、タナソコを合せた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
中臣・藤原の遠祖が、天二上アメノフタカミに求めた天八井アメノヤヰの水を集めて、峰を流れ降り、岩にあたつて漲りタギつ川なのであらう。瀬音のする方に向いて、姫は、タナソコを合せた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
中臣・藤原の遠祖が、天二上アメノフタカミに求めた天八井アメノヤヰの水を集めて、峰を流れ降り、岩にあたつてミナギタギつ川なのであらう。瀬音のする方に向いて、姫は、タナソコを合せた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
全身にこはゞつた筋が、僅かな響きを立てゝ、タナソコ・足の裏に到るまで、ひきつれを起しかけてゐるのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
踏むと思うて居る中に、ふと其が、白々とした照る玉だ、と氣がつく。姫は身をコヾめて、白玉を拾ふ。拾うても/\、玉は皆、タナソコに置くと、粉の如く碎けて、吹きつける風に散る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
踏むと思うて居る中に、ふと其が、白々とした照る玉だ、と氣がつく。姫は身をコヾめて、白玉を拾ふ。拾うても/\、玉は皆、タナソコに置くと、粉の如く碎けて、吹きつける風に散る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
踏むと思うて居る中に、ふと其が、白々とした照る玉だ、と気がつく。姫は身をコゴめて、白玉を拾ふ。拾うても/\、玉は皆、タナソコに置くと、粉の如く砕けて、吹きつける風に散る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
タナソコやらゝに、拍ち上げ給はね。わがとこよたち(顕宗紀、室寿詞の末)