おゆび)” の例文
鱠手かしはびとなるもの、まづ我が両眼を左手ひだりおゆびにてつよくとらへ、七六右手みぎりぎすませし七七かたなをとりて俎盤まないたにのぼし、七八既に切るべかりしとき、我くるしさのあまりに大声をあげて
野薊にさはればおゆびややいたし汐見てあればすこし眼いたし
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)