“括弧（くわつこ）” の例文

小六（ころく）は袂（たもと）を探（さぐ）つて其（その）書付（かきつけ）を取（と）り出（だ）して見（み）せた。それに「此（この）垣（かき）一重（ひとへ）が黒鐵（くろがね）の」と認（したゝ）めた後（あと）に括弧（くわつこ）をして、（此（この）餓鬼（がき）額（ひたへ）が黒缺（くろがけ）の）とつけ加（くは）へてあつたので、宗助（そうすけ）と御米（およね）は又（また）春（はる）らしい笑（わらひ）を洩（も）らした。

門 (旧字旧仮名) ／ 夏目漱石(著)

“括弧”の意味

《名詞》

約物の一つ。言語の記述の中で、その一部を一対で囲むことにより、その中と外とを区切る役割を果たす。

語義1の内、特に丸括弧。

文章などを、口頭で伝える場合に、括弧で囲み始めること。また囲み終えること。
(出典:Wiktionary)

“括弧”の解説

__FORCETOC__
括弧（かっこ）は、約物の一種であるところの、区切り符号（句切り符号）の一つ。特定の文字・語句・文・数列・数式などを囲って他の部分との区別や結合関係を明らかにするための記号であり、また、その記号で囲むこと"kb日国辞"（その符号を付けること"kb林"）をも指す。
(出典:Wikipedia)

括	常用漢字 中学 部首:⼿ 9画
弧	常用漢字 中学 部首:⼸ 9画