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括猿
ふりがな文庫
“括猿”の読み方と例文
読み方
割合
くくりざる
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くくりざる
(逆引き)
それは読めたが、今声を懸けたばかりの、勝手口の腰障子は閉まったり、
下流
(
したながし
)
の板敷に、どッしり
臀
(
しり
)
を据えて膝の上に
頤
(
おとがい
)
を載せた、
括猿
(
くくりざる
)
の見得はこれ
什麽
(
いかに
)
。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
淡島の神主と云うのは、神社で神に仕えるものではない。胸に小さい宮を懸けて、それに
紅
(
もみ
)
で縫った
括猿
(
くくりざる
)
などを
吊
(
つ
)
り下げ、手に鈴を振って歩く
乞食
(
こじき
)
である。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
括猿(くくりざる)の例文をもっと
(2作品)
見る
括
常用漢字
中学
部首:⼿
9画
猿
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
“括”で始まる語句
括
括弧
括枕
括付
括袴
括緒
括頤
括嚢
括盆
括目
“括猿”のふりがなが多い著者
森鴎外
泉鏡花