打据うちす)” の例文
二打三打ふたうちみうち打合いましたが、かねて一人でも打据うちすえる気はございませぬ、受けつ流しつ数十人を相手に程よくあしらって居ります。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
警吏長 棍棒組こんぼうぐみよ、戟組ほこぐみよ! て/\! 打据うちすゑいカピューレットを! モンタギューを打据うちすゑい!
飛び込んで無茶苦茶に安田一角を打据うちすえました、これを見た悪漢わるものどもは「それ先生が」と駈出して来ましたが側へ進みません、花車はかたえを見向き
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
罪ではあるがすきうかゞい、沼の中へ突きおとし、あがろうとする所を人力車くるま簀葢すぶたを取って額を打据うちすえ、殺して置いて、其のまゝにドロンと其処そこ立退たちのき、長野県へ往ってほとぼりのさめるのを待ち
役「なん新入しんいり囚人めしゅうどだ、生意気な奴だ、打据うちすえるぞ」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)