トップ
>
打扮
>
いでた
ふりがな文庫
“
打扮
(
いでた
)” の例文
かく思ひつゞくる程に、我心は
怏々
(
あう/\
)
として樂まずなりぬ。忽ち鈴つけたる帽を被れる
戲奴
(
おどけやつこ
)
、道化役者、魔法つかひなどに
打扮
(
いでた
)
ちたる男あまた我
圍
(
めぐり
)
を
跳
(
をど
)
り狂へり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
と身軽に
打扮
(
いでた
)
ち、
夜
(
よ
)
に
入
(
い
)
るも
厭
(
いと
)
わず出立いたしますると、途中から
愈々
(
いよ/\
)
雨が
烈
(
はげ
)
しくなりましたので、余儀なく一泊いたしまして、翌日二居峠の三俣村という処へまいります。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
職人の衣類を捨て
故々
(
わざ/\
)
藻西の如き商人の風に
打扮
(
いでた
)
ちプラトを連れて老人の許へ
問行
(
といゆ
)
きしなり、是だけにて充分藻西に疑いの掛るならんと思いたれど猶お念の上にも念を入れ、老人の死骸の手を取り
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
この時我はぬけ道の前に立ちたるが、
道化役
(
プルチネルラ
)
に
打扮
(
いでた
)
ちたる一群
戲
(
たはむれ
)
に相鬪へるがために、しばし往還の便を失ひて、かの婦人と向きあひゐたり。我は
廼
(
すなは
)
ちこれに對して論じていはく。君よ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
扮
漢検準1級
部首:⼿
7画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀