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打伏
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うちふ
ふりがな文庫
“
打伏
(
うちふ
)” の例文
急
(
せ
)
きくる涙に
咽
(
むせ
)
びながら、掻き
口説
(
くど
)
く
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
も定かならず、亂れし心を押し鎭めつ、眼を閉ぢ
首
(
かうべ
)
を俯して石階の上に
打伏
(
うちふ
)
せば、あやにくや、沒落の今の哀れに引き
比
(
くら
)
べて、盛りなりし昔の事
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
車馬
(
しゃば
)
の通行を
留
(
と
)
めた場所とて、人目の恥に
歩行
(
あゆ
)
みも成らず、——金方の計らひで、——
万松亭
(
ばんしょうてい
)
と言ふ
汀
(
みぎわ
)
なる料理店に、とに
角
(
かく
)
引籠
(
ひっこも
)
る事にした。紫玉は
唯
(
ただ
)
引被
(
ひっかつ
)
いで
打伏
(
うちふ
)
した。が、
金方
(
きんかた
)
は油断せず。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀