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手落
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てお
ふりがな文庫
“
手落
(
てお
)” の例文
番人
(
ばんにん
)
は、またと、そんなような
手落
(
てお
)
ちがあっては、
自分
(
じぶん
)
の
生活
(
せいかつ
)
に
関係
(
かんけい
)
すると、
不安
(
ふあん
)
に
感
(
かん
)
じましたから、
日夜
(
にちや
)
怠
(
おこた
)
りなく、この
男
(
おとこ
)
を
注意
(
ちゅうい
)
したのであります。
おけらになった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いや、それはわしの
手落
(
てお
)
ちじゃった。おまえの耳ばかりへは、
経文
(
きょうもん
)
を書くのを
忘
(
わす
)
れたのじゃ。これはあいすまぬ。が、できたことはしかたがない。このうえは、早く
傷
(
きず
)
をなおすことじゃ。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
「この
港
(
みなと
)
のものが
知
(
し
)
っていて、
黙
(
だま
)
っていたということがわかれば、こちらの
手落
(
てお
)
ちになるのだから、どうしてもこのままにしておくことができない。」
カラカラ鳴る海
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
綱
(
つな
)
から、
綱
(
つな
)
に
飛
(
と
)
びうつり、
高
(
たか
)
いはしごの
上
(
うえ
)
でもんどりを
打
(
う
)
ち、
見
(
み
)
ていて、ひやひやすることをも
手落
(
てお
)
ちなく、やって
見
(
み
)
せましたから、その
評判
(
ひょうばん
)
というものは、たいへんなものでありました。
二人の軽業師
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「こちらの
手落
(
てお
)
ちなんですから、かまいませんよ。」といいました。
世の中へ出る子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“手落”で始まる語句
手落呼