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憶起
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おもひおこ
ふりがな文庫
“
憶起
(
おもひおこ
)” の例文
憶起
(
おもひおこ
)
す。……
先生
(
せんせい
)
は、
讀賣新聞
(
よみうりしんぶん
)
に、
寒牡丹
(
かんぼたん
)
を
執筆中
(
しつぴつちう
)
であつた。
横寺町
(
よこでらまち
)
の
梅
(
うめ
)
と
柳
(
やなぎ
)
のお
宅
(
たく
)
から
三町
(
さんちやう
)
ばかり
隔
(
へだ
)
たつたらう。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
と
端無
(
はしな
)
く彼は
憶起
(
おもひおこ
)
して、さばかりは
有
(
あり
)
のすさびに徳とも為ざりけるが、世間に量り知られぬ人の数の中に、誰か故無くして
一紙
(
いつし
)
を与ふる者ぞ、我は今
聘
(
へい
)
せられし測量地より
帰来
(
かへりきた
)
れるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
漫
(
そゞろ
)
に
昨夜
(
さくや
)
を
憶起
(
おもひおこ
)
して、
転
(
うた
)
た恐怖の念に
堪
(
た
)
へず、斯くと知らば日の
中
(
うち
)
に辞して斯塾を去るべかりし、よしなき好奇心に駆られし身は臆病神の犠牲となれり。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
些
(
さ
)
の
憶起
(
おもひおこ
)
す
節
(
ふし
)
もありや、と貫一は打案じつつも
半
(
なかば
)
は怪むに過ぎざりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
憶
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
起
常用漢字
小3
部首:⾛
10画
“憶”で始まる語句
憶
憶出
憶良
憶度
憶測
憶劫
憶病
憶面
憶付
憶却