“憶度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おくたく50.0%
おくど50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾人もまた、五官以内にてこれを憶度おくたくするよりせんかたなし。しかれども、これをもって確かに六官、七官を知り得たりとなさば大誤にあらずや。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
いわんや、未来を説くは憶度おくたくより出でたる空言にして、実事はなく人倫に益なし
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
しかし文中「星翁の家法」云々の語によって憶度おくどするに安政五年九月星巌の死してより後の如くに思われる。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
天を上にし地を下にする無辺無量無方の娑婆しやばは、即ち詩の世界なり、その中に遍満するものを日月星辰の見るべきものゝみにあらずとするは、自然の憶度おくどなり。
他界に対する観念 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)