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惡智慧
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わるぢゑ
ふりがな文庫
“
惡智慧
(
わるぢゑ
)” の例文
新字:
悪智慧
直ぐ樣三河屋の離室の、七平を叩き起し、馬鹿の音次郎に
惡智慧
(
わるぢゑ
)
を吹き込んだことを責めました。が、七平の言葉には、何の惡意があつたとも思はれません。
銭形平次捕物控:079 十七の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
見ては居られぬが私しの
持前
(
もちまへ
)
故
(
ゆゑ
)
是非
(
ぜひ
)
なく彼の人々を
竄
(
かくま
)
ひしに
相違
(
さうゐ
)
御座なく候何れ
双方
(
さうはう
)
御
糺
(
たゞ
)
しの上は明白に相分り申べく殊に只今の御用人中は
非道
(
ひだう
)
の者共にて殿へ
惡智慧
(
わるぢゑ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これは多分半藏の
惡智慧
(
わるぢゑ
)
だらう。九尺二間の星野門彌の家から、大病人の目を盜んで刀を持出すことは何でもない、門彌兄妹と嘉平太の睨み合ひは町内で知らぬ者もない
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
己が
養女
(
やうぢよ
)
として
支度
(
したく
)
も立派に調へ水呑村九助方へぞ送りける茲に又惣内は九郎兵衞に
惡智慧
(
わるぢゑ
)
を加れ村中の
山林
(
さんりん
)
を
賣
(
うり
)
或ひは
質入
(
しちいれ
)
などにせし事
顯
(
あらは
)
れければ村方小前一
統
(
とう
)
百五十軒
集合
(
しふがふ
)
して惣内が
不埓
(
ふらち
)
の
筋
(
すぢ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
解剖などといふことの行はれなかつた昔、人間の體内に撃ち込んだ兇器は、そのまゝ死骸と共に大地の下に埋められて、永久に解る筈は無いと思つたのは恐るべき
惡智慧
(
わるぢゑ
)
です。
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「そんな事だらうと思つたよ、恐しく
惡智慧
(
わるぢゑ
)
の廻る野郎だ」
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
惡
部首:⼼
12画
智
漢検準1級
部首:⽇
12画
慧
漢検準1級
部首:⼼
15画
“惡”で始まる語句
惡
惡戯
惡戲
惡口
惡企
惡魔
惡漢
惡巧
惡者
惡人