“わるぢゑ”の漢字の書き方と例文
語句割合
惡智慧100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
己が養女やうぢよとして支度したくも立派に調へ水呑村九助方へぞ送りける茲に又惣内は九郎兵衞に惡智慧わるぢゑを加れ村中の山林さんりんうり或ひは質入しちいれなどにせし事あらはれければ村方小前一とう百五十軒集合しふがふして惣内が不埓ふらちすぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
解剖などといふことの行はれなかつた昔、人間の體内に撃ち込んだ兇器は、そのまゝ死骸と共に大地の下に埋められて、永久に解る筈は無いと思つたのは恐るべき惡智慧わるぢゑです。
「そんな事だらうと思つたよ、恐しく惡智慧わるぢゑの廻る野郎だ」