忠臣ちうしん)” の例文
つぐのひ給ふ事初り今是過料金くわれうきんといふなり大にえきある御仁政ごじんせい然るに賢君けんくんの御心をしらず忠臣ちうしんの奉行をしらざるともがら此過料金このくわれうきんの御政事せいじなんしていはく人のつみを金銀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あざむかんとするか其儀越前守はとくより承知なり加之しかのみならず問にまかせて主人しゆじんの惡事を申立る段まこと忠臣ちうしん奚ぞ斯る擧動ふるまひあるべきや茲な重々ぢう/\不屆者ふとゞきものそれ引下ひきおろせと下知の下よりたちまち平左衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
側近そばちかよびて申樣汝に遺言ゆゐごんする事あり明朝は忠右衞門も予と共に切腹せつぷく致せば予がなきあとは三日をまたず其方ならびに次右衞門三五郎はたう御役宅おやくたくへ奉公すべし必らず忠臣ちうしん二君につかへずとの聖言せいげん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)