トップ
>
忌言葉
>
いみことば
ふりがな文庫
“
忌言葉
(
いみことば
)” の例文
上方では夜分の
忌言葉
(
いみことば
)
として残っているだけだが(民俗学四巻六号など)、中国・九州に行くとこれが普通の名であり、鹿児島県と南の島々ではまたアマンともいっている。
食料名彙
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
人程見かけに
帰
(
よ
)
らない者はありません。これから気を
注
(
つ
)
けて
視
(
み
)
ると、
黒髪
(
かみ
)
も人知れず染め、鏡を朝晩に
眺
(
なが
)
め、御召物の
縞
(
しま
)
も
華美
(
はで
)
なのを
撰
(
よ
)
り、
忌言葉
(
いみことば
)
は聞いたばかりで
厭
(
いや
)
な御顔をなさいました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
鼠がネズミだということをちゃんと知っておりながら、それを公言しないのは
忌言葉
(
いみことば
)
である。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
しかも鼠を捕ろうとして取り
遁
(
に
)
がすと、その
復讎
(
ふくしゅう
)
が最も怖ろしいものと信じられて、常の日も決して彼らの本名を口にせず、家々村々には色々の
忌言葉
(
いみことば
)
があって、たとえば
殿
(
との
)
がなし、
家主
(
やぬし
)
がなし
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“忌言葉(忌み言葉)”の解説
忌み言葉(いみことば)とは、忌みはばかって使用を避ける語。忌詞、忌み詞、忌言葉とも。
(出典:Wikipedia)
忌
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“忌”で始まる語句
忌
忌々
忌憚
忌日
忌諱
忌避
忌味
忌嫌
忌々敷
忌中