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徴
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しる
ふりがな文庫
“
徴
(
しる
)” の例文
村に入って見ると、祭なるがためにかえって静かで、ただ遠く
高柱
(
たかはしら
)
の
徴
(
しる
)
しの
幟
(
のぼり
)
が、定まった場所に白く
翻
(
ひるが
)
えるを望むのみである。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
彼らが山という神の宮居を仰いで、そこにあらたかな神慮の
徴
(
しる
)
しを占ったとて、けっして怪しむにたりないであろう。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
画布は、すでに死膚の白さに彩られているはずである。なぜならそこには、生のただ一つの
徴
(
しる
)
しである生そのものへの
疑問記号
(
フラーゲツアイヘン
)
を失っているからである。
絵画の不安
(新字新仮名)
/
中井正一
(著)
手前愚考致しまするに屋台店の夜毎に寂れますのは、必ずしも町民共の懐中衰微の
徴
(
しる
)
しとばかりは思われませぬ。
老中の眼鏡
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
白い格闘が果てしなく繰返され、つひにある時明子はその最後の
徴
(
しる
)
しを見た様に思つた。不幸なことに、全く同時に彼女は心臓の激しい発作で卒倒しかけた。突然一つの腕が彼女を支へた。
青いポアン
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
徴
常用漢字
中学
部首:⼻
14画
“徴”を含む語句
象徴
徴候
徴発
特徴
表徴
徴兵
新徴組
符徴
魏徴
前徴
徴収
徴士
徴候発作
凶徴
紫徴中台
徴集
象徴派
象徴的
休徴
徴兵検査
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