“徴士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちようし66.7%
ちょうし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其時二人の目に奸人の巨魁きよくわいとして映じたのは、三月に徴士ちようしとなつて熊本から入京し、制度局の判事を経て、参与に進んだ横井平四郎であつた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
いな、御誓文は、当時すでに実行されて、各藩選出の徴士ちようし貢士こうしが、後年の代議士のやうに国政に参与してゐたのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
肥後の河上彦斎かわかみげんさいとか、土佐の岡崎剛介おかざきごうすけとか、薩摩さつまの横山正太郎などの正直者は、新政府を、第二の幕府の出現と見て、徴士ちょうしえさにも応じないので、太政官だじょうかんは、大掃除の後のあくたを焼くように
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)